めぐみクリニック
- 選定の理由
他社の味気ない電子カルテの画面に比べ、見やすくて柔らかい感じに構成され、ペンタブレットで迅速に入力できる。また、ORCA(日医標準レセプトソフト)採用によりレセコン部分のコストを低減することができる。
- 導入のきっかけ
1年以上、電子カルテの導入を検討していたが、操作が難しく煩雑だったり、サポート会社との考え方がくい違ったりと、決めかねていた。そこへ、Future Clinic 21 を紹介されデモを見たところ、操作が非常にシンプルでかつ自由で、操作し易いのが、決定打だった。
- 導入する上で問題になった点
1.院長がパソコン音痴なので、操作に不安があった。(Future Clinic 21の操作が簡単なので、杞憂だった。)2.耳鼻科初のFuture Clinic 21 導入だったので、サンプルが全く無かったしかし、サポート会社がたいへん苦労して、処方薬・処置内容・耳鼻科特有のシェーマなどをこちらの納得いくまでレイアウトしてくれたので、かえって思いとおりに使いやすく仕上がった。3.診察室のLAN配線が無かった為、ケーブルを天井からぶら下げることになってしまった。(が、カムフラージュにぬいぐるみなどをつけたら、結果として小児の患者様に好評だった)4.サポート会社との話し合いや、マスタ登録などカスタマイズにどうしても時間がかかる。(が、導入準備を比較的時間のある夏期に行ったので、それほど負担にならずに済んだ。)
- 導入によって効果があった点
1. 開業5年目で、院長もスタッフもマンネリ化してきたところだったが、電子カルテ導入により、新たに診療をより向上させようという目標ができた。2. 紙カルテ時よりもカルテ記入時間が短縮され、患者さんとのコミュニケーションを増やすことができた。3. 増え続ける紙カルテの保管スペースを考える必要が無くなった。4. 処方の打ち込みが確実、迅速になり、ORCA(日医標準レセプトソフト)との連動により、事務員の打ち込み時間が少なくなった為、患者様の待ち時間が短縮された。5. 当然、紙カルテよりも綺麗に記載ができるので、患者様が見ても分りやすく、インフォームドコンセントが向上した。6. ORCA(日医標準レセプトソフト)導入でレセプト総括時の作業が減り、事務スタッフの残業時間が少なくなった。(・社保総括の手書きがなくなった ・レセプト発行時に保険者別の仕分けが自動的にされるので、並び替えの作業は無くなった。 ・保険記号番号、病名など、発行前に自動チェックされるので、チェックにかける時間が少なくなった。)7. 現在、聴力検査や電子スコープなどの機器と電子カルテを連動し、検査データは臨床検査センタのビューアと連携して、オンラインで取り込んだデータを瞬時に時系列やグラフ表示することができるので、インフォームドコンセントが向上した。
- 将来へ期待する点
1. ORCA導入により、平成21年3月に、レセプトオンライン請求にスムーズに切り換えることができた。2. 将来、電子カルテ上で医学医療知識の共有化が実現し、質の高い医療につながればよいと思う。