【2012年度】ラジエンスウエア代表のご挨拶
2012年度のご挨拶
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
2012年度の医療現場の状況
医療現場でのIT化はレセプトの電子化や画像フィルムのデジタル化が進んでいるものの、カルテや伝票の電子化には、いくつものハードルがあり、まだ先になりそうです。
3・11東日本大震災と津波災害、そして原発事故により、医療現場でも甚大な被害が発生しています。
慢性疾患をもった患者様には過去の履歴は欠かせないのですが、残念ながら、ほとんどが消滅しているようです。
患者様に関する情報は医療機関にとって重要なものでありながら、常に「地震」「落雷」「火災」「盗難」といった危険にさらされております。
そこで、全ての情報をデジタル化し、高セキュリティーで安全なデータセンター(クラウド)側に保存するサービスの需要が高まっております
。同時にクラウドの特徴を活かして、医療情報を共有化し、在宅患者様など多くの職種で支える仕組みも重要視されております。
一方、レセプトの電子化が進んだことで、厚生労働省の方針で「突合点検」「縦覧点検」などを細かくチェックすることになりました。
そのため、レセプトを提出する医療機関様におかれましては、今まで以上にしっかりと点検されることが要求されております。
2012年度の当社の役割
医師や医療スタッフの負担を軽減させる「メディカル・ハイウェイ」の提供により医療現場に新しい活力を生み出すことができるよう努めさせていただいております。
お蔭様で、機器の連動に関しては「日医IT認定事業所」の中ではトップクラスの実績を上げることができました。
今後は、患者様を中心とした最適な医療サービスの仕組み創りに貢献したいと考えております。
先ずは、情報の共有化を図るため、必要な情報をクラウド側に集めることから始めました。
同時にかなり普及してきたモバイル端末を活用することで「いつでもどこでも」利用できる便利さを実感できるシステムを提供して参ります。
レセプトの電子化により高度な点検が要求されていることから、レセプト点検サービス「レセ楽net」を立ち上げて、医療機関様を支援しております。
「レセ楽net」は、オンラインでのサービス提供でありまして、専門スタッフがチューニングを代行するなど、国内では唯一のサービス体制を整える貴重な役割を果たさせていただいております。
社内の状況
当社は、早稲田大学との共同研究により最新のセキュリティー技術を駆使した「サポート業務」「リモートメンテナンス」「オンラインサービス」「クラウドサービス」を構築してまいりました。
ユーザ様から評価の高いサポートセンターには専門のスタッフが対応にあたっております。
また、問題発生時の現地対応を迅速に実施するために、全国に拠点を持つ専門サービス企業と業務提携を進めるなど、万全を尽くしてユーザ様のサポートに取り組んでおります。
2012年、ラジエンスウエア株式会社のテーマは、「自分を輝かせる」でございます。
いつも前向きで失敗を恐れず、自分の特徴を惜しみなく活かすことで、自分が輝くと同時に回りを明るくすることを目標としています。
外出時には「輝く自分になります」と記載した名札を掛けております。
お会いした際には皆様方のお役にたてることで少しでも輝けるよう、見守っていただければ幸いでございます。
社員教育については社内育成機関「レイ・カレッジ」により、社員それぞれのスキルに応じたカリキュラムを作り勉強会を実施しております。
医療機関様から挙がる様々な要望に対し「斬新な発想」で対応できる人材は当社の宝であります。自分を磨きながら「独自の技術」の蓄積に努めております。
また、当社を選択していただいたユーザ様が安心して任せられる体制を築き、「最高のサービス」を提供できるよう常に努力をして参ります。
ラジエンスウエアの協力者
当社は「医師」「看護師」「研究者」など、多くの専門家からの助言を受けることで、より良いシステムの構築とサービスの提供を目指しております。
また、当社の理念と役割を理解して協力をして下さる企業様の存在はとても重要であります。
「器機メーカ」「ソフト開発会社」「現地対応サービス会社」、そして協業による事業展開と、当社を取り巻く関連企業様に大変恵まれておりますことと、皆様方のご配慮に感謝し御礼を申し上げます。
これからも良きパートナー様と共に発展できるよう、努力をして参る所存でございます。
ラジエンスウエア株式会社 代表取締役