地域包括ケアシステム開始における情報共有方法の課題
地域包括ケアシステムのイメージ図
国は社会保障制度の改革として、今年(2016年)は地域ケアシステムをスタートさせ、2年後(2018年)には完全実施を予定しています。
地域包括ケアシステムとは
これは、病院機能の整理や病床数の適正化を図るとともに在宅医療へシフトさせるものです。
在宅医療は
- 役所
- ケアマネ
- 病院
- かかりつけ医
- 歯科医師
- 薬剤師
- 看護師
- 機能訓練士
- 介護師
といった、各専門家が患者を中心にケア活動する仕組みです。
ここで重要なのは各専門家がどのように情報共有できるかにかかっています。
地域包括ケアシステムでは情報共有方法が課題
病院に入院した時は、同じ構内で院長を中心とした組織体制の中で業務を行っています。
しかし、在宅医療ではそれぞれの専門家が、各拠点から参加するという複雑な関係となっています。
弊社は6年前から埼玉県所沢市に「MUCS翼」という組織の「情報共有システム:MUCS-Care」を構築してサービス提供をしています。
今年の秋から販売を予定している「診療支援システム:Liton」をMUCS-Careと連携させることで、さらにスムーズな情報共有化を目指しています。
2016年7月25日
中嶋吉男
中嶋吉男